米焼酎「本格焼酎37度 吟醸仕込 千寿・角720ml」につきまして製品在庫の一部に、黒色微細粒子が壜底に沈殿している商品がございました。
身体には害の無い物質でございますが、弊社といたしましては事態を重く受け止め、深くお詫び申し上げるとともに、不良商品の回収ならびに再発防止に全力で取り組んでまいります。
対象商品がご購入・贈り物などでお手元にございますお客様は、商品をご確認いただき、回収対象であった場合は、誠にお手数ですが弊社までご連絡いただけますようお願い申し上げます。
【商品回収に関するお問い合わせ・連絡先】
TEL.0538-32-7341
千寿酒造お客様係までご連絡ください。
【回収対象となる商品】
- 米焼酎「本格焼酎37度 吟醸仕込 千寿・角720ml」単品
- ギフト商品「HS-40 本格焼酎詰合せ」に入っている「本格焼酎37度 吟醸仕込 千寿・角720ml」
※いづれも平成21年6月19日に製造された商品で、
出荷済みの77本。
※黒色微細粒子が壜底に沈殿している場合、弊社にて代替品と交換させていただきます。沈殿がみられない場合は問題ありません。
以下、取り急ぎ検査結果、事故原因並びに今後の対策についてご報告申し上げます。
【不良品発覚の経緯】
平成21年7月29日夕方、お客様からのご連絡により発覚いたしました。
【検査結果】
- 1.今回の不良品と同じ壜詰製造ロット(平成21年6月19日)の総数は534本です。このロットの現在庫(457本)の全てを直ちに検査しましたところ、黒色の微細粒子が壜底に沈殿していた製品数は170本でした。問題が発見されるまでに出荷致しました商品数は総数77本でございます。
- 2.粒子径は1㎜以下で不定形、焼酎の液色は無色透明でした。
- 3.官能評価の結果、焼酎の香り、味ともに異常ありませんでした。
- 4.色及び形状から、この黒色微細粒子は濾過の際に使用する活性炭であると判断されます。
【事故原因】
焼酎の製造過程では脂肪酸が発生し、また原料の穀物に含まれる米脂や麦脂由来の脂肪も存在します。これらの脂肪酸(脂肪)は本来無色透明の焼酎を白濁させる作用がありますので、活性炭を使用しこれに吸着させて濾過し、取り除く工程がございます。本来ならば活性炭は濾紙の目より大きいため濾紙に残るところでございますが、今回の濾過不良は濾紙のセットミスあるいは濾過流量調節ミスにより発生したものと推測されます。また、壜充填直前に異物除去を目的とした25ミクロンのフィルター通過工程がありますことから、壜詰当初の活性炭の大きさは25ミクロン以下であり、静置された状態で時間の経過と共に壜内で凝集したものと推測されます。凝集は振動等により再び目に見えないほどの微粒子に戻るため、製造工程での2度の目視検査でも異物として発見できずに出荷してしまう結果となり、この点につきまして深くお詫び申し上げる次第でございます。なお、活性炭は水道水や果汁をはじめとして液体の脱臭・脱色を目的に広く利用されている製造助剤であり、
活性炭の仕入先より、身体には害の無い物質との報告を受けておりますが、弊社といたしましては事態を重く受け止め、早速次のような対策を実施しております。
- 【対策1】
販売致しました全てのお取引先様に問題を報告し、製品不良がないかを確認しているところでございます。販売内訳につきましては、直売(ホームページ上やご来店のお客様)売上が29本、酒類小売店様への売上が18本、百貨店様への納品が30本(単品:12本、セット品:18本)でございます。
また直ちに現品在庫の出荷を停止し、これらを再濾過→再壜詰の工程にかけ、7月30日早朝に作業を完了しております。現在、出荷を再開致しました。
- 【対策2】
微粒子の活性炭は少量の液体(壜詰めされた製品)に含まれていたとしても色や透明度の異常を判別できないため、今後の対策として濾過後の酒タンクに光を照射することにより異常(やや色が濃い、透明度が落ちる)をチェックいたします。
- 【対策3】
壜充填直前の異物除去を目的としたフィルター通過工程に使用するフィルターを細かいものに変更しました。(従来:25ミクロン→新:9ミクロン)
今回の事故につきましては、大変ご迷惑をお掛けしましたこと誠に申し訳なく重ねてお詫び申し上げます。今後はこの様なことが二度と起こらない様、これまで以上に製品管理には細心の注意を払ってまいります決意でございます。
今後とも引き続き弊社商品をお引き立て賜りますよう心よりお願い申し上げます。
千寿酒造株式会社 代表取締役 山下高明
専務取締役製造部長 鈴木繁希